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田中智之
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解決事例

事例3

損害賠償金の回収

早期に課題を把握し、それに対しての事前の準備として一手間掛けることが、無駄な費用支出と時間の浪費を防ぐことになり、回収の実益も上がることになります。

依頼内容訴状を被告にどう送達するか

針金で車や門扉を傷付けられたAさんから、車や門扉を傷付けた近所に住むBに修理代を支払わせたといの依頼を受けました。AさんはBに修理代を支払ってくれるよう言っても、全く相手にしないと言うことです。Aさんから受任後、Bに損害賠償金を支払うよう求める督促状を書留郵便で送っても返ってきてしまいます。同文の督促状を、特定記録郵便で、念を入れてBに送るのですが、そちらの特定記録郵便の方はBの家に配達されているので、Bは無視を決め込むつもりであると判断することができます。
そんなBを相手として損害賠償金の回収をするわけなので、勝訴判決を取得して、Bの所有不動産に強制執行をして回収を図るしかありません。難点は、裁判所から訴状がBに郵送されても受け取らないため、執行官に送達してもらわないといけない可能性が大きいため、無駄な時間と費用が掛かることになりそうなことです。

プロセス勤務先を見つけろ!

覚悟を決めて、Bへの訴訟提起の準備を始めたところ、Aさんから「Bは週3回働きに出ているようだ」との情報が入りました。Bの勤務先が分かれば、Bの自宅に訴状を送達できなくても、勤務先に郵送してもらえば足ります。執行官送達も不要となり、時間も費用も短縮できることになります。Aさんに、Bの跡を付けて勤務先を見つけてくれるようお願いしました。

結果Bの勤務先を発見でき、満額回収

準備万端、訴訟を提起しましたが、予想どおり、Bは訴状を受け取りませんでしたので、裁判所には勤務先に訴状を送達してもらい、無事、訴状を送達することができました。
あとは訴訟の場による解決かと思っていたところ、Bから「訴状の請求額全額を支払うので訴訟を取下げてもらいたい」という電話がありました。Bに振込先口座を教えたところ、その翌日に訴訟で請求していた約250万円の全額を振込送金してきました。
Bは、勤務先を知られたために、弁護士費用等を含む請求額全額を支払ってきたわけで、勤務先の発見が勝因でした。 早期に課題を把握し、事前の準備に一手間掛けたことが、よい解決に繋がったものと言えます。

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